こんばんは。結構前になってしまうのですが「Web制作者のためのSassの教科書 改訂2版 Webデザインの現場で必須のCSSプリプロセッサ」という本を読みました。さっそく紹介してみようと思います。私はこの本を読む前からsassを使っていましたが、この本のおかげで学び直すことができました。
sass入門〜応用まで1冊で学べます
結論から書きますと、本書は入門からsassの実用的な使い方まで網羅されています。そのため今からsassを学び始める人や、私のようになんとなくsassをつかっているけどしっかり学び直したいなどの目的がある方におすすめです。
本書では1章をまるっとsassでの開発環境の作り方にあてています。なにかしら入門する時に開発環境をつくる段階で挫折してしまうことがありますが、本書を読めばその心配は無くなります。
またsassとはからはじまって、sassをなぜ使うのか、使うとどんないいことがあるのか、sassの歴史なども書かれているため入門者や初学者には特におすすめです。
本書を買った経緯
もともと「Web制作者のためのSassの教科書」 は既知の書籍で、昨年どこかのサイトで改訂2版が発売されたという情報をキャッチし、Amazonで買いました。単行本か、Kindleかで迷った末にどこでも読めるようにしたかったのでKindle版を選びました。私は気にしていませんが、大判の書籍はiphoneなどの画面が狭い端末では可読性が下がります。
sassに関してスキルアップしたかった
一つ目の理由はsassのスキルをあげたかったからです。本書を読むまでもなんとなくwebで得たsassの情報でなんとなくsassを使っていましたが、sassを使うことが一気に多くなったためもっとsassをうまく使えるのではないかと思い本書で学び直すことにしました。
本書では実用的なsassの使い方が具体的に買いてあるため即実践することができます。本書で学んだテクニックのいくつかはそのまま、あるいはカスタマイズして業務で使っています。
node-sassを使っている
本書で扱っているsassがnode-sassであることも本書を選んだ理由の一つです。古い情報であればわざわざ本を買うことはしません。また本書ではgulpとn0de-sassを組み合わせた開発環境を学ぶことができますのでsassだけでなくgulpの知識も学ぶことができます。
「Web制作者のためのCSS設計の教科書」が良い書籍だったから
同じインプレスから出版されている「Web制作者のためのCSS設計の教科書」も良い書籍だったためそのため本書への期待値も高くなりました。今回は「Web制作者のためのCSS設計の教科書」について詳しくは書きませんが、cssの書籍としてはかなりおすすめです。
実践できる内容が豊富
本書で一番嬉かったところは実務で実際に使えるテクニックが具体的に紹介されていることです。本書第5章は「現場で使える実践 Sass テクニック」となっており、設計や運用に使えるものや、PostCssの使い方まで具体的に書かれています。ベンダープレフィックスの自動付与は幸せになれるので本書を読む場合は確実に抑えておくべきです。
sassのミックスインを使ったモバイル対応がためになりました
本書を読んでから個人的に一番活用しているのがモバイル対応のテクニックで、常日頃もっとメディアクエリを効率的にかけないものかと悩んでいましたが、本書で学んだミックスインを使うことで問題を解決することができました。
sassの全機能リファレンスもあります
最終章はsassの全機能リファレンスとなっていますので、ちょっと仕様を確認するなどの目的でも本書は活躍するでしょう。
sassの基本から応用まで学べる良書でした
「Web制作者のためのSassの教科書」はsassの基本から応用まで学べる良書でした。特にsassを学び始める、最近sassを使い始めたがうまくいっていないといった方には特におすすめしたいです。
そもそもCSSを書くこと自体が辛いのでsassを学んで少しでも辛い思いをいないようにしていきましょう。
関連書籍
関連書籍として買った経緯のところで少し書いた「Web制作者のためのCSS設計の教科書」を紹介します。本書はsassを便利に使うことが主題ですが、「Web制作者のためのCSS設計の教科書」ではCSSの設計が主題となっています。